自身の女性問題を巡る週刊誌報道を受け、愛知県弥富市の服部彰文市長(71)は11日、記者会見を開き、辞職する意向を表明した。
服部市長は今月初め、写真週刊誌「フライデー」に妻とは別の女性と会っているところを写真とともに報じられていた。会見の主な内容は次の通り。
――週刊誌の報道は事実と考えてよいか
少し申し上げたいことがある。平日の公務中に外出しているという報道だが、この日は議会の予備日で議会はなかった。午前中は公務をしていたが、午後からはお休みをいただいており、公務中ではなかった。
――自分の妻以外の女性と会っていたことについてどう思っているのか
週刊誌で報道されているとおり、女性宅に出入りしていたことは事実ですので否定はしない。
――公務中ではなかったというが、女性宅を訪れたこと自体について問題ないと考えているのか
立場上、軽率であった。責任を感じている。
――女性と市長の関係は。男女の関係なのか
女性だけでなく、女性の家族とも知り合いだったので、一緒に食事をしたり、お話ししたりしてきた。女性とは不貞の関係ではない。
――男女関係、不貞の関係はなかったと考えるか
はい。
――公務への影響は
なかったと思う。
――市長の婚姻関係に影響するようなことになるか
一番の犠牲者は私の妻なので、おわびしたいと思う。私の婚姻関係については、プライバシーの問題なのでお答えは控えたい。
――女性とはどのように会ったのか
共通の趣味であるゴルフを通じて知り合った。
――週刊誌では、女性が「ミス弥富金魚」の関係者と報道があったが、今後のミス弥富金魚への影響は
特にないと思います。
――男女の関係でもない、公務中に会っていたわけでもない。辞める必要はあるのか
報道に伴う市民からの厳しい意見や感情というのはあるわけですので、責任を取るべきだろうと考えている。
――市長として4期目を目指すと表明されていた。やり残したこともあったのでは
4期目を目指して出馬し、しっかりとしたまちづくりをしたかった。今は市の総合計画の第2ステージに入るというところだったので重要な時期だった。
――残念という気持ちは
お察しいただければ結構です。(日高奈緒)