一瞬カッターで指が切れてしまったように見える「ドッキリ!カッター」。仕掛けは刃の部分に開けられた半円形の穴だ。穴に指を通し、切れてしまったように見せかける。100円ショップが、こんなおもちゃを売り出したが、なぜか商品に本物のカッターが混入し、消費者の手に渡っていた。どうしてこんなことが起きたのか。
「友達の誕生日パーティーに持って行きたい」。東京都内の商業ビルにある「ダイソー」。おもちゃコーナーの一角で今年9月、東京都内に住む男性会社員(41)の小学3年生の長女(8)が「ドッキリ!カッター」をねだった。長女は以前、動画投稿サイト「ユーチューブ」でこの商品の動画を見ていたという。男性は手品グッズなどとあわせて購入した。
帰宅後、子どもが手品グッズで…