埼玉県警秩父署は13日、横瀬町の無職男性(85)が1300万円の詐欺被害に遭ったと発表した。
署によると12日午後3時ごろ、男性宅に医者を名乗る男から「あなたの長男を治療したが、のどにポリープが見つかったのでしゃべりづらいかも」と電話があった。その後、長男をかたる男から「病院で会社の金2300万円が入ったバッグを無くした。用意できないか」、警備員を名乗る男から「バッグは見つかったが金は入っていない」、長男の上司をかたる男から「金を取りに行く」と立て続けに電話があった。
男性は午後6時半ごろ、日高市の西武池袋線高麗駅近くの駐車場で長男の上司の兄という男に1300万円を手渡し、帰宅後に相談された次女が長男に確かめて詐欺と発覚したという。
武南署によると、9日には川口市の女性(74)も同様の手口で400万円をだまし取られたという。