13日午前8時半ごろ、仙台市太白区秋保町馬場の梯子滝付近の沢で、東北大名誉教授の梶谷剛さん(71)=同区八木山南4丁目=が仰向けに倒れているのを、捜索していた県警ヘリが見つけた。梶谷さんは全身を強く打つなどして、その場で死亡が確認された。
仙台南署によると、梶谷さんは8日に大東岳などの登山口となっている秋保ビジターセンターから1人で入山。登山道から沢に滑落したとみられる。発見場所は同センターから歩いて1~2時間の距離で、梶谷さんは比較的軽装だったという。家族らからの連絡を受け、10日から警察が捜索していた。
梶谷さんは金属結晶学が専門で、同大多元物質科学研究所の教授などを歴任。日本熱電学会の理事も務めた。