アフガニスタンの首都カブール東部で29日朝、選挙管理委員会の通勤バスを狙った爆発があり、地元警察などによると選管職員2人と警官1人が死亡、他に7人が負傷した。自爆テロとみられる。同国東部に拠点を持つ過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織が、系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。
アフガニスタンでは20、21両日に8年ぶりの総選挙があり、選挙に反対するISや反政府勢力タリバーンの攻撃が続発。今回の爆発も開票作業を担う選管職員を狙ったものとみられる。報道によると、通勤バスが選管事務所に差しかかったところ、何者かが近付いて自爆したという。開票の暫定結果は11月中旬以降に公表される見通し。(イスラマバード=乗京真知)