群馬県の旧群馬町(現高崎市)で20年前に両親と祖母を殺害された女性が、指名手配中の小暮洋史容疑者(49)に約1億370万円の損害賠償を求める訴えを前橋地裁高崎支部に起こしている。高崎支部によると、10月4日に第1回口頭弁論が開かれたが、被告側は出廷しなかったという。県警は11月、手配ポスターを刷新。容疑者に関する情報提供を求めている。
県警によると、小暮容疑者は1998年1月、女性の自宅に押し入り、同居していた電気工事業の父(当時48)と母(当時48)、祖母(当時85)の3人を殺害した疑いがある。小暮容疑者が女性に好意を寄せ、ストーカー行為を繰り返していたとされる。
7月9日付の訴状によると、原告の女性は「肉親を被告の身勝手な犯行により殺害され、突如失望と悲嘆のどん底に突き落とされた」などと主張。自身への慰謝料に相続した損害賠償請求権の分なども加え、約1億370万円の支払いを求めている。
民法は不法行為があった時点か…