パレスチナ自治区ガザ地区で11日夜、イスラエル軍と武装組織の衝突があり、ガザの保健当局によるとガザ地区を実効支配するハマスの軍事部門幹部を含むパレスチナ人7人が死亡した。イスラエル軍は「ガザでの作戦中に銃撃戦が起きた」とし、軍の兵士1人が死亡、1人が軽傷を負ったと発表した。
地元メディアなどによると、衝突が起きたのはガザ地区南部のハンユニス近郊。ハマスは「イスラエル軍は正体を隠し、民間の車で侵入し、軍事部門幹部を銃撃した」と主張した。
ガザ地区からイスラエル側に少なくとも10発のロケット弾が発射され、イスラエル軍は一部を対空防衛システムで迎撃した。さらなる衝突が懸念されている。
イスラエルのネタニヤフ首相は第1次世界大戦終結100年の記念式典で訪問していたパリから急きょ帰国の途についた。(エルサレム=渡辺丘)