米フロリダ州の選挙事務を取り仕切るデズナー州務長官は10日、中間選挙で激戦となった同州の上院選と知事選の投票用紙の再集計を始めると発表した。この日午後までの非公式の集計で、票差が規定に達しなかったため。いずれも共和候補が勝利宣言しているが、当選者が確定するまでにさらに時間がかかりそうだ。
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同州の規定では得票率の差が0・5ポイント以下だと、機械による再集計が義務付けられている。デズナー氏は、機械による再集計を全67の郡で15日午後3時までに終えるとした。ただ、その結果、差が0・25ポイント以下にとどまると、さらに無効票を手作業で集計する必要が出てくる。その期限は18日に設定された。
同州の上院選は、民主現職のネルソン氏と州知事からくら替えした共和のスコット氏が争った。これまでの集計ではスコット氏がリードしているが、810万票あまりのうち、その差は約1万2500票、得票率で0・15ポイントしかない。また、知事選では共和党のデサンティス候補が、同州初の黒人知事を目指す民主党のギラム候補を約3万3千票、得票率で0・41ポイントだけ上回っている。
すでに共和党候補の当選を祝福…