カヌーのスラローム・カナディアンの2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリスト、羽根田卓也(31=ミキハウス)が練習拠点のスロバキアから帰国した。今季はワールドカップ(W杯)、世界選手権で決勝に一度も残れず、苦戦のシーズンとなった。「いい気付けになった。やってやるぞという気持ちが強くなった」と20年東京五輪への糧とする構えだ。
東京オリンピック2020
4月に日本を離れ、W杯4戦に出場して準決勝敗退と予選敗退が2戦ずつ。昨季7位だった世界選手権は予選敗退だった。
スラロームは、タイムと、旗門通過失敗のペナルティーを、合わせて競う。タイムの無駄が少ない旗門通過など技術の高さで五輪銅メダルをつかんだ羽根田は、課題のスピードの強化に取り組んだ。今季、こぎを強くするため、筋力強化に加え、水をかくパドルを長くし、座るシートの位置を前にした。流れの弱いコースだったアジア大会で優勝するなど「手応えは確実にある」という。
それがW杯、世界選手権での好…