15日午前10時35分ごろ、三重県紀北町の紀勢道の高丸山トンネル内で、観光バスの乗客を名乗る女性から「運転手が運転中に意識をなくし、トンネルの中でバスが止まった」と110番通報があった。乗客約30人に、けが人は確認できていないという。
バス運転手は泡吹き…「必死になった」乗客語る一部始終
県警高速隊によると、運転手が意識を失ったことに気づいた乗客がバスを止め、バスは縁石に乗りあげた状態で止まった。近くのウォータードラムが破損していたという。
バスの運行会社「ラビット急行」(静岡県浜松市)によると、バスは同日午前7時ごろに愛知県豊橋市を出発し、和歌山県串本町へ向かっていた。1泊2日のツアーの予定だったという。運転手の男性(46)は7月の健康診断でも異常はなく、薬の服用などの申告もなかった。前日の14日の勤務は休みだったという。