世界的な人気を誇るイギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のメンバー自らがプロデュースする初の大規模な回顧展「Exhibitionism―ザ・ローリング・ストーンズ展」(朝日新聞社など主催)が来年3月から、東京・五反田で開かれる。製作発表会見が26日、東京都内であり、Charら3人のミュージシャンが日本開催の喜びを語った。
1962年結成。「サティスファクション」などブルースに根ざしたロックンロールと不良っぽいイメージで、ビートルズに対抗する世界的な人気を得た。「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」などの代表曲で知られる。
ストーンズ展は2016年4月、ロンドンを皮切りに、ニューヨーク、シカゴ、ラスベガス、ナッシュビルを巡回し、現在、シドニーで開催中。これまでに100万人以上を動員した。アジアでは日本のみの開催になる。
結成から55年を超える歴史を振り返り、70点以上の衣装、500点以上の貴重な品々、アート作品や映像、写真などで構成される。中でも注目は、ギターのキース・リチャーズ(74)が若い頃にライブでのファンの反応などを書き留めた手書きの手帳、ボーカルのミック・ジャガー(75)直筆の歌詞ノート、「サティスファクション」のアイデアを録音したカセットテープレコーダーなど。メンバー所蔵のギターも多数展示される。
会見には、日本でアンバサダーを務めるChar、シーナ&ロケッツの鮎川誠、シシド・カフカが出席。鮎川は2006年にキースが実際にライブで着たというジャケット姿で登場した。
会場近くに住むというCharは「初めてストーンズを聴いてから50年以上。まさか地元でこんな展示会があるとは。毎日来るかもしれないし、孫に『おじいちゃんがやってきたことはこういうことだよ』と見せてあげたい」。子どもの頃に兄が買ったストーンズのシングル盤を同じ部屋で聴いていたといい、「英語の曲を最初に覚えたのはストーンズです」と話した。
シシド・カフカは2014年の…