埼玉県熊谷市妻沼の国道407号で26日午後5時5分ごろ、歩いて横断中の近くの無職荻野名都子さん(61)が、同市の会社員男性(55)が運転する軽乗用車にはねられる事故が起きた。男性が路上で荻野さんの手当てをしていたところ、走ってきた別の乗用車に2人ともはねられ、荻野さんは死亡、男性は左足首骨折の重傷を負った。乗用車はそのまま走り去ったが、熊谷署は27日、同市石原の会社員小林加奈容疑者(25)を道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕し、発表した。
署によると、男性は最初の事故後、車を近くの駐車場に移動し、2車線道路の右側車線で荻野さんの救護措置をしていたという。