トヨタ自動車は27日、新型車「レクサスUX」を発売した。「都会派」を売りにした小型のSUV(スポーツ用多目的車)で、女性にも運転しやすいとアピールする。小型SUVは国内外のメーカーが力を入れ、販売競争が激しくなっているが、トヨタは品ぞろえを充実させ、新たな顧客をとりこむ構えだ。
UXは全長4・49メートル、全幅1・84メートル、全高1・54メートルで、レクサスの既存のSUVよりコンパクトなのが特徴。運転席からの見晴らしをよくしたほか、最新の安全技術を採用し、都心部でも安心して運転できるように工夫したという。
27日に東京都内で開いた発表会で、トヨタの沢良宏専務役員は「レクサスは初めてという人も含め、幅広い年齢層の顧客との接点をつくりたい」と述べた。ガソリン車とハイブリッド車があり、価格は消費税込み390万~535万円。(竹山栄太郎)