愛知県尾張旭市の水野義則市長(47)が、自身の女性問題をめぐる週刊誌報道を受けて辞職する意向を明らかにした。28日に開会した市議会12月定例会で表明した。
水野市長は15日発売の「週刊文春」で妻以外の女性と不適切な交際をしていたと写真入りで報じられた。16日午後に記者会見した水野市長は、報道内容を否定する一方で、市民の不信感や不快感を招いたとして陳謝。引き続き市長を続ける考えを示していた。
水野市長は「これまで色々な意見、お叱り、激励の言葉をもらった。この騒動を収束させ、市に一番影響が少ない方法を考え、市長の職を辞する意思を固めた」と述べた。辞職の時期などの詳しいことは夕方からの記者会見で説明するという。
水野市長はソフトウェア会社勤務、市議を経て2012年の市長選で初当選。16年に無投票で再選され、現在2期目。本来の任期は20年3月まで。
公職選挙法の規定では、市選挙管理委員会が議長から辞職の通知を受けた翌日から50日以内に市長選が実施される。(本間久志)