米南部ミシシッピ州で27日、連邦上院補欠選挙の決選投票が行われ、共和現職のシンディ・ハイドスミス候補が民主新人のマイク・エスピー元農務長官を破り当選を確実にした。これで中間選挙で争われた上院の全議席が確定。定数100のうち、与党・共和党が改選前から2議席積み増して53議席となり、野党・民主党は47議席となった。CNNによると、下院(定数435)は残り1議席を残し、39議席伸ばした民主が234議席で過半数を奪還。共和が200議席となっている。
トランプ氏は負けて、勝った 高投票率があぶり出す分断
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ミシシッピ州の上院補選では、今月6日に行われた1回目の投票でほかに2人が立候補し、いずれの候補も過半数に届かなかった。伝統的に共和党が強い州で、2016年の大統領選ではトランプ氏が20ポイント近いリードで勝利している。トランプ氏は26日に現地入りし、2カ所で共和候補の応援演説をした。(ワシントン=香取啓介)