業績不振が続く大塚家具の11月の店舗売上高が、前年同月に比べて4・1%伸び、10月に続いて前年を上回った。同社が3日に発表した。9月までは14カ月連続で前年を下回っていたが、最大8割引きの「在庫一掃セール」が売り上げを押し上げた。
セールは9月下旬から11月25日まで、全国12店舗で実施した。同社によると、11月はソファやテーブルなどが好調だった。来店客が増え、セールの対象外のものも売れたという。
ただ、客が大幅な値引きに慣れたことで、セールが終わった12月以降は売り上げが再び落ち込む可能性が指摘されている。同社は「反動がないとは思っていないが、催事などで需要を喚起していく」(広報)としている。