業績不振が続く大塚家具は6日、埼玉県春日部市に所有する土地(約662平方メートル)と建物をインターネット通販会社に売却すると発表した。創業者の大塚勝久氏が1969年に第1号店を建てた「創業の地」で、譲渡益は2億1800万円。資金繰りが厳しいなか、手元の現預金を確保して当面の運転資金に充てる狙いとみられる。 大塚家具、最大8割引きの緊急セール 沈黙貫く久美子氏 大塚家具、創業の地・春日部から撤退 大型店を整理縮小 この土地を含む場所には現在、総合スーパーのイトーヨーカ堂の店舗が立っている。1号店の閉店後に貸していた。近くにあった「春日部ショールーム」も、今年5月に閉店した。 今回の売却について同社は「資産の効率化を図るため、売れる相手がいるときに売る方がよいと判断した」(広報)としている。(筒井竜平) |
大塚家具「創業の地」を売却 2億円、当面の運転資金か
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