関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港について、地元自治体や財界などが役割分担を話し合う「関西3空港懇談会」が24日に大阪市内で開かれることが決まった。懇談会の座長を務める松本正義・関西経済連合会長(住友電気工業会長)が17日、発表した。
8年ぶりの開催となる懇談会には、大阪府、兵庫県、堺市などの地元自治体や経済団体が参加。2016年4月から関西、伊丹空港を運営し、18年4月からは神戸も含めて一体運営している関西エアポートも新たに加わる。
松本会長は「(24日の)初回は関西エアの現状認識を話してもらい、そこから議論を始める。3空港の現状と将来に向けた課題について共通認識をつくりたい」と話した。伊丹と神戸空港で発着できる運用時間や発着回数の枠を広げるなどの規制緩和策については、「(懇談会を)定期的に開く中で、議論の妥協点を見いだしていきたい」と述べた。(辻森尚仁)