ロボットベンチャーのグルーブX(東京、林要社長)は18日、家庭用ロボット「LOVOT(ラボット)」を発表した。愛くるしい表情やしぐさ、柔らかな触り心地で家族のような存在を目指した。
高さ43センチ、重さ約3キロと新生児や室内犬ほどの大きさ。表面は人肌より少し温かい。様々なセンサーで顔や声を認識し、なでられたことを感じてペットのようになつく。
例えば名前を呼ぶと近づいてきて手をばたつかせる。「抱っこして」の合図だ。人の顔を覚え、優しくしてくれる人になつく。家の間取りを認識し、家人が帰宅すると出迎える。15分の充電時間で45分動き、電源が切れそうになると充電器に自ら戻る。
林社長はソフトバンクロボティクスでヒト型ロボット「ペッパー」の開発に携わり、2015年に独立した。今年1月にはソフトバンクが林氏を「ペッパーの父」「生みの親」などと呼ばないよう報道各社に要請し話題となった。
2体で税抜き59万8千円、1体で同34万9千円。ソフトウェアのアップデートなどのため月額使用料(9980円~)もかかる。18日午後7時からウェブサイトで予約を受け付け、来年の秋冬以降に出荷予定。1月2~3日には高島屋新宿店と大阪店でラボットの福袋(税込み69万8千円)を抽選販売する。両店には常設売り場を設ける予定。(高橋末菜)
■ペッパーとの違い「たくさんあ…