石油元売り2位の出光興産と4位の昭和シェル石油が18日、東京都内でそれぞれ臨時株主総会を開いた。両社が来年4月1日に経営統合する会社側の提案をともに承認した。
経営統合の基本合意から約3年半。統合に反対してきた出光の創業家が賛成に転じ、統合が正式に決まった。石油元売り業界は、最大手のJXTGホールディングス(HD)との2強体制に再編される。
出光株を昭和シェルの株主に割り当てる株式交換によって、出光が昭和シェルを完全子会社にする。株式交換の比率は1対0・41。社長は、現在の出光社長である木藤俊一氏が引き続き務める。
「出光興産」の商号は維持し、…