マカオなどでカジノを運営する統合型リゾート(IR)大手「メルコリゾーツ&エンターテインメント」のローレンス・ホー会長が朝日新聞のインタビューに応じ、日本進出へ強い意欲を示した。建設地点は大阪か横浜が有望との認識を表明。総事業費については「最少でも1兆円規模」と明言した。
ホー氏は大阪か横浜を有望視する理由について、大都市圏にあり、多くの観光客が見込めるためと説明した。特に大阪は2025年の万博開催の決定を受け、「将来、万博が開かれたという美しい記憶と共に発展させたい」として、万博との相乗効果を期待した。
7月に成立したIR実施法によると、カジノの設置が認められるのは全国で最大3カ所。20年代前半とされる開業をめざし、海外の業者の売り込みが過熱している。ホー氏は建設費について「1兆円規模」からの上積みは可能だとしたうえで、IR周辺の交通インフラの整備や、地震が起きた場合に備えて津波対策の費用も負担する用意があると語った。
ホー氏は日本でのカジノ依存症…