大阪都構想の是非を問う住民投票の実施時期をめぐって大阪維新の会と協議している公明党大阪府府本部の佐藤茂樹代表が25日、大阪市内で記者団の取材に応じた。
大阪府の松井一郎知事(維新代表)と大阪市の吉村洋文市長が公明幹部らに対し、来年夏の参院選と同日の住民投票実施に協力しなければ、辞職して出直し選に臨むと伝えたことについて、「大阪を分断するようなことを党利党略でされるのはどうかと思う」と批判。公明側から「(住民投票実施の)約束を破られた」として、松井氏らが出直し選を検討していることについては「(府と大阪市で都構想案を具体化する)法定協議会で慎重かつ丁寧な議論を尽くしてきた。維新側から公明が約束をほごにしたということには当たらない」と反論した。
また、維新側が回答期限としている26日を前に、佐藤氏は改めて「議論を尽くすことが大事」と述べるにとどめた。