27日午後2時ごろ、宮城県登米市東和町米谷、三陸道上り線の三滝堂インターチェンジ付近で、救急搬送中の救急車がトラックに追突した。計6人が病院に運ばれ、付き添いで救急車に乗っていた同県気仙沼市の会社員加藤君子さん(56)が腹部などを強く打ち、死亡した。
登米市消防本部などによると、救急車にはけがで搬送中の男性会社員(68)と加藤さん、20~30代の男性隊員3人が乗っていた。隊員3人とトラック運転手の男性(52)も病院に運ばれた。県警高速隊によると、現場は片側一車線の緩やかな左カーブ。救急車が右側からトラックを追い抜こうとして追突したとみている。
救急車を管理する気仙沼・本吉地域広域行政事務組合消防本部の森浩一消防次長は「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。安全管理安全確認について情報共有し、再発防止に努めます」と述べた。