仙台南署は24日、仙台市太白区青山2丁目、無職猪股栄子容疑者(68)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。23日朝に同容疑者の自宅が半焼する火事があり、女性の遺体が見つかり発覚した。
署によると、遺体は同居していた母ひで子さん(94)とみられ、猪股容疑者は20日ごろに死亡しているのを見つけたが、2階の寝室にそのまま放置していた疑いがある。
調べに対し「母ともう少し一緒にいたくて、毎晩一緒に寝ていた」と供述。亡くなった後、毎日、枕元に線香やろうそくを供えており、23日もお供えをして1階に下りた後、火が出たと話しているという。
司法解剖の結果、ひで子さんは吐いた物をのどに詰まらせたことによる窒息死と判明。枕元からはろうそく立てなどが見つかり、署はろうそくが火事の原因だったとみている。