宮城県警仙台東署東仙台交番で19日未明、清野(せいの)裕彰巡査長(33)が刺されて死亡した事件。別の男性巡査部長(47)が発砲して死亡した相沢悠太容疑者(21)の自宅近くでも驚きが広がった。近所の女性(75)によると、相沢容疑者は両親と弟の4人暮らし。仙台市の東北学院大学の系列校から大学へと進学したという。8月のある日の夕方、自転車で帰ってきた相沢容疑者は、頭をさげて会釈してくれた。「おとなしいけど、人当たりのいい子だった。何があったのだろう。信じたくありません」と言葉少なだった。
死亡した清野巡査長、「おおらかで優しい」元高校球児
警官刺殺の交番、中学校のすぐ隣「こんな恐ろしい事が」
警官刺殺の容疑者は21歳大学生 現場交番近くに居住
相沢容疑者とは遠縁の親戚で、自宅裏に住む女性(80)も、「ショックでまだ信じられない。人違いであってほしい」と話した。小さい頃は、女性が飼うネコをかわいがってくれた。動物が好きで学校では生物部に所属していたと聞いた。「おとなしいけれど、礼儀正しい子だった」
積極的に周囲と関わる性格ではなかったとの話もあり、小学校の同級生という女性は「あまりしゃべる方ではなかった」と話す。