ボクシングのトリプル世界戦が30日、東京・大田区総合体育館であり、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王者の拳四朗(26)=BMB=は3―0(119―109、120―108、119―109)の判定で同級7位のサウル・フアレス(メキシコ)を下し、5度目の防衛に成功した。WBCバンタム級暫定王座決定戦では、同級5位の井上拓真(23)=大橋=が3―0(3者とも117―111)の判定で2位のタサーナ・サラパット(タイ)を下し、新王者になった。兄は世界ボクシング協会(WBA)同級王者の井上尚弥(25)=大橋=で、亀田3兄弟に続く国内2組目の兄弟世界王者になった。世界ボクシング機構(WBO)スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(27)=伴流=は同級1位のエフゲニー・チュプラコフ(ロシア)を7回TKOで下し初防衛を果たした。