さいたま市大宮区のJR大宮駅のホーム下に侵入したとして、埼玉県警は9日、同県久喜市古久喜の専門学校生、小暮陸容疑者(20)を建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。同駅では同日昼にホーム下で角材などが焼ける火災があり、駆けつけた消防隊員らがホーム下にいる小暮容疑者を見つけたという。
大宮署によると、逮捕容疑は9日午後0時20分~午後1時半ごろ、大宮駅の第5ホーム下の空洞に侵入したというもの。小暮容疑者は容疑を認め、「就職で悩んで家に帰りたくなかった」「ホームの下で寝泊まりしていた」などと話しているという。
このホームの下で9日午後1時すぎ、角材やゴミ袋が燃え、消防隊員や警察官らが駆けつけると、同じホームの下のスペースに小暮容疑者がいたという。県警は小暮容疑者と火災の関連を調べている。
JR東日本によると、火災の影響でこのホームを発着する湘南新宿ラインが一時運転を見合わせた。