イラン・イラク国境密輸ルポ たばこや家電、ラバが運ぶ——贯通日本资讯频道
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イラン・イラク国境密輸ルポ たばこや家電、ラバが運ぶ

1980年代のイラン・イラク戦争では主戦場だった国境の山岳地帯で、クルド人による密輸が続いている。経済発展の遅れた地域にあって生活を支える仕事なのだが、核合意を離脱した米国の対イラン制裁が影を落としている。


トランプ政権、イラン軍事行動を一時検討か 米紙報道


バザールから消える日本製品 制裁の影響「消臭元」にも


山の中腹で、灰色の袋に包まれた大きな箱をラバに載せている日焼け顔の男たちに出会った。中身はたばこだ。「あんまり写真を撮らないでくれよ。これは俺たちの食いぶちなんだから」。気温は40度近い。吹きつける風が心地良い。


イラク東部・クルド人自治区のホルマール近郊。イラン国境から1キロも離れていない。地元住民に「アサイシュ(クルドの治安組織)が来るかもしれない。立ち去った方がいい」と忠告された。この日、イラン南西部で起きたテロ事件で国境も緊張状態にあり、取材が問題になる恐れがあるという。


男たちは「コルバール」と呼ばれる。クルド語で「コル(背中)」「バール(運搬)」を合わせた言葉だ。山の中腹で車からラバに積み替えた荷物を頂上近くに1時間弱かけて運ぶ。


密輸の流れはこ…


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