さいたま市桜区西堀7丁目の住宅で27日午後10時ごろ、女性が刺されたと110番通報があった。警察官が駆けつけると、この住宅に住む島崎和子さん(83)が1階の寝室の布団の上で血を流して倒れており、約2時間後に死亡が確認された。埼玉県警浦和西署は同居している夫で無職の重次郎容疑者(83)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕し、容疑を殺人に切り替えて調べている。
署によると、重次郎容疑者は和子さんの首や胸などを包丁で切り付け、殺害した疑いがある。容疑を認め、「文句を言われ、頭にきて刺した」と話しているという。自ら近所の家に「妻を切った」と駆け込み、この家の住民が110番通報したという。