沖縄県民投票の全県実施に向け、全会一致で条例改正案が可決されるとみられていた29日の県議会。自民の一部議員が反対し、全県で実施されない可能性が出てきた。
沖縄県民投票条例が可決 自民5人反対、全県実施不透明
本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
県議会での採決後、宜野湾市の松川(まつがわ)正則市長は「困ったなあ。ゴーサインが出せず残念」と語った。不参加を表明した5市長の一人だが、全会一致で条例が改正されれば参加する意向を示し、投開票実施に向け準備を進めてきただけに「県議会の議決は高く評価するが、市議の皆さんと調整する場を設けなければいけない」と慎重な口ぶりだった。
一方、うるま市の島袋(しまぶく)俊夫市長は、市幹部によると実施する考えで、30日から投票入場券などの手配を始める。県によると、その他の3市長は議会と調整の上、判断する意向を示した。
県議会は24日に会派代表者会…