14日告示、24日に投開票される沖縄県民投票に合わせ、那覇市のフリースクールの生徒らが、投票権のない17歳以下を対象にした模擬投票に取り組んでいる。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設をめぐる名護市辺野古の埋め立てについて、同様に3択で選んでもらう形式。「私たちも投票したい」という思いを込める。
本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
「有権者じゃない若者の声も聞きたいのでお願いします」。10日、那覇市の国際通り近くの公園。「辺野古を考えるU17わたし達の県民投票」と書いたボードを持った生徒らが行き交う若者に声をかけ、「賛成」「反対」「どちらでもない」のいずれかにシールを貼ってもらった。
生徒らはフリースクール「珊瑚(さんご)舎スコーレ」に通う初等部5年~高等部3年生。県民投票の有権者は18歳以上ということを知り、高等部3年の橋本思織(しおり)さん(18)が「17歳以下の子も一緒に、島の未来を考えたい」と後輩たちに提案すると、賛同してくれた。今月3日に次いで2回目。16、23日にもする予定だ。
橋本さんは東京出身。中学2年…