英政府は4日、英国でスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」の次期モデルなどの生産を前提に日産自動車に対して6100万ポンド(約87億円)を支援する予定だったことを明らかにした。しかし、エクストレイルの生産撤回を受け、支援策の前提条件が変わったとして、支援策を改めて精査するため、日産に支援申請を再提出するように求めた。
日産、SUV生産を英から九州へ ゴーン氏決定を変更
英政府は4日、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めた4カ月後の2016年10月、日産への支援策を示した書簡を初めて公表。クラーク英ビジネス・エネルギー・産業戦略相が、日産のカルロス・ゴーン前会長(当時は社長)充てたもので、EU離脱の影響を懸念する日産に対し、研究開発などで最大8千ポンドの支援をする考えが示されていた。
ただし、支援金を出すのは、日…