ハガティ駐日米大使は、4日の朝日新聞のインタビューで、トランプ大統領が6月に大阪で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議前にも来日を検討していることを明らかにした。また、日韓関係の悪化にも懸念を示した。主なやりとりは以下の通り。
ハガティ米大使、進まぬ貿易交渉に不快感「すみやかに」
――徴用工問題や海上自衛隊機へのレーダー照射問題などで、日韓関係が悪化しています。
「重要なのは安全保障環境であり、日米韓の協力は北朝鮮を交渉のテーブルにつかせるのにとても重要だった。最大限の圧力の継続が必要で、同盟国としてどのように協力できるかに重点を置く必要がある」
「日韓における問題の深刻化は認識している。岩屋防衛相が決定したように、冷却期間を置くことで、日米韓3カ国が直面する重要な課題に目を向けられるようになることを望む」
――日本とロシアの平和条約交渉をどう見ますか。ロシアは北方領土が日本に返還されれば、米軍基地を置かないことを確約するよう日本に求めています。米国は受け入れられますか。
「安倍首相にとって重要な問題で、長年にわたる問題だと理解している。同時にとても複雑であることも理解している。仮定の質問に答えることは控えたい」
――2度目の米朝首脳会談をどうみますか。
「最初の首脳会談では事務レベ…