アフリカ連合などは2日、2013年から紛争が続く中央アフリカで、政府と14の武装勢力が権力分担などを規定した和平合意に達したと発表した。合意は6日に署名されるという。
同国では、イスラム教徒を中心とした武装勢力が13年に首都を制圧し、政権を握った後、キリスト教徒を主体とした勢力と対立。金やダイヤモンドといった資源などをめぐり武装勢力が乱立し、戦闘を繰り広げた。保健医療施設や学校、モスクなどが襲撃対象になってきた。
和平合意に向けた協議は、アフリカ連合などが仲介し、スーダンの首都ハルツームで先月から行われていた。(ヨハネスブルク=石原孝)