経営不振が続く大塚家具は14日、予定していた2018年12月期通期の決算発表を延期すると発表した。15日に発表する予定という。「見積もり計算の根拠資料の収集に時間を要し、決算作業が当初の予定よりも遅れていることから、決算確定に時間を要する見込みとなった」と延期の理由を説明している。
大塚家具は通期で3年連続の赤字に陥る見通し。18年6月中間期の決算短信から、企業としての存続に疑義が生じたことを示す「継続企業の前提に関する注記」がついており、自力再建は難しくなっている。14日に決算を発表するとともに、出資受け入れなど事業の抜本的な立て直し策を示せるかどうかが注目されていた。
18年6月中間決算の発表も、当初予定していた昨年8月10日から4日間延期している。