エジプト・カイロ旧市街で18日夜(日本時間19日未明)、爆発があり、内務省は警察官2人が死亡したと発表した。内務省によると、15日にカイロ近郊ギザの路上で手製の爆弾が見つかった。警察が旧市街で容疑者とみられる男を発見。身柄を取り押さえようとしたところ、男が持っていた爆発物が爆発したという。
現場は、多くの外国人観光客が訪れるハンハリーリ市場や、10世紀に建てられたアズハル・モスクに近い。エジプトでは昨年12月末、ギザの3大ピラミッド近くでも仕掛けられた爆弾が爆発。ベトナム人観光客ら4人が死亡するなど、観光地周辺での治安悪化が懸念されている。(カイロ=北川学)