不動産経済研究所は20日、2018年に全国で発売されたマンションの平均価格が4759万円で、2年連続で過去最高を更新したと発表した。1平方メートルあたりの単価も71.3万円で過去最高。19年も同様の傾向が続きそうだ。
建築費や用地取得費の高騰が続き、平均価格は17年(4739万円)より20万円上がった。首都圏の平均価格はわずかに下がったが、名古屋市が前年比7.3%増(4127万円)、広島市が同5.1%増(4417万円)、福岡市が同9.3%増(4008万円)と地方の上昇が目立った。
発売戸数は3.7%増の8万256戸。会社別では住友不動産が5年連続の首位だった。19年は8万戸程度の発売が見込まれ、価格も横ばいか、わずかに上がるとみられるという。