名古屋・栄の中心部にある明治屋栄ビルが、年内にも解体される見通しであることがわかった。隣の区画では昨年閉店した百貨店、丸栄の解体工事も進んでおり、栄の再開発がさらに加速しそうだ。
ビルは1938年完成で、土地面積は約580平方メートル。2014年まで輸入食品などを扱う「明治屋名古屋栄ストアー」が入っていたが、近年は空室が目立ち、選挙事務所として使われることが多かった。土地と建物を所有するダイテックグループのアセットマネジメント社(名古屋市)によると、入居中のテナントと調整した上で今夏以降に解体する。アセット社は隣接する丸善名古屋ビル跡地の駐車場(2460平方メートル)も保有しているが、担当者は再開発計画について「未定」としている。