大リーグ・マリナーズのイチローが20日、打撃練習中に右足外側に死球を受けた。イチローは「地味に痛い。(この時期に)無理しても仕方がないから」と話し、大事を取って練習を途中で切り上げた。念のためチームドクターに診てもらうという。
打撃投手は、チームの顔で2010年サイ・ヤング賞投手の右腕フェリックス・ヘルナンデスだった。打席の感覚を養おうと丹念に投球に対応していたイチローだが、5球目の内角球はよけきれなかった。続けて4球だけ打席に入った後、グラウンドを引き上げた。クラブハウスで心配そうに声をかけてきたヘルナンデスには笑顔で応じ、自ら運転する車で帰宅した。
チームは21日にオープン戦が始まるが、当初からイチローは初戦のメンバーに入っていない。(ピオリア=坂名信行)