イランのザリフ外相が25日、自身のインスタグラムで辞意を表明した。地元メディアが報じた。ロハニ大統領は慰留する方針だが、2015年にイランが米英仏独中ロと結んだ核合意の立役者の一人で、対外融和路線のロハニ政権の外交政策を支えてきたザリフ氏が辞任すれば、政権にとっては大きな痛手となる。
イラン国営通信などによると、ザリフ氏は「職務を続けるには不適任であることを謝罪する」と辞任の意向を表明。「(外相就任期間の)67カ月間にわたる人々からの支援に感謝する」と書き込んだが、具体的な理由は明らかにしていないという。イラン大統領府はザリフ氏の辞意表明を受け、公式インスタグラムで「ロハニ師は辞任を受け入れない」として慰留する方針を明らかにした。
ザリフ氏は、対外融和路線と若…