米国に移民を希望して収容施設に保護された子どもたちに対する性的嫌がらせが、過去4年間に約5900件報告されていることが26日、米下院の公聴会で明らかになった。加害者の大半も保護された子どもたちだが、施設職員による被害も含まれており、批判の声が高まっている。
移民の収容施設を管理する保健福祉省によると、オバマ政権時代の2014年10月から昨年7月までの4年間、4556件の被害の届け出があった。体を触られたり、入浴をのぞかれたり、ポルノ画像を見せられたりしたという。司法省にも同様の訴えが1303件あった。収容中の子どもからの被害のほか、施設職員からの嫌がらせも178件含まれているという。
保健福祉省の担当者は「届け出…