国内の自動車大手8社が27日発表した1月の世界販売は計223万6145台で、前年同月比1・3%減だった。米国販売で苦戦が続く日産自動車は18・5%減の10万741台、マツダは19・7%減の2万45台と大きく落ち込んだ。トヨタ自動車、ホンダ、三菱自動車の3社は1月として過去最高だった。
8社の1月の世界生産は計244万198台で0・8%増。トヨタ、ホンダ、スズキ、三菱自、ダイハツ工業の5社は1月として過去最高を更新した。8社をあわせた海外生産は1・7%減、輸出向けを含む国内生産は6・8%増だった。
部品メーカーから調達した電動パワーステアリング装置の不具合の影響で1月に群馬製作所(群馬県太田市)の操業を約10日間停止したスバルは、国内生産が50・9%減の2万1953台と大きく落ち込んだ。国内生産の前年割れはスバルだけだった。(高橋克典)