三井不動産は27日、愛知県東郷町に商業施設「ららぽーと愛知東郷町(仮称)」を開業すると発表した。2020年秋の予定で、東海3県のららぽーとは、「ららぽーと名古屋みなとアクルス」(名古屋市港区)に次いで2店目となる。 予定地は東郷町役場の近くで、名鉄豊田線の日進駅から約2・2キロ。3月1日に着工する。投資額は非公表。 4階建てで、店舗面積は約6万3900平方メートル。店舗の延べ床面積は約10万9600平方メートル。飲食や物販など約230店が入る予定だ。敷地内にバスターミナルを設けるほか、約3900台の駐車場を備える。緑地を4千平方メートルほど整備し、イベントを開けるスペースも屋外に設置。地域との連携を重視する。 東郷町は近年、名古屋市や豊田市のベッドタウンとして人口が増え続けている。19年1月は約4万3800人で、11年1月から約2千人増えた。昨年1月時点の公示地価では、県内市町村別住宅地の上昇率で4位。前年比2・6%上昇した。近くには、17年に開業したセブン&アイ・ホールディングスの「プライムツリー赤池」や、イオン三好店が入る「アイ・モール三好」がある。いずれも、東郷町のららぽーと予定地から約3キロの距離で、競争が激化しそうだ。 三井不動産の広報担当者は「東海1店舗目の実績を生かし、地域密着型の施設にしたい。(周辺施設を)競合と見ず、共ににぎわいを作りたい」としている。(斉藤明美) |
ららぽーとが町にやってくる 人口増、地価上昇も進行中
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