政情不安が続く南米ベネズエラで27日、独裁支配への反発が広がっているマドゥロ大統領を支持する市民らが各地で集会を開いた。支持派の人々は赤い服を着たり、国旗を手にしたりして、「米国の侵略から領土を守るぞ」などと声を張り上げた。
首都カラカスの集会には数万人が集まり、閣僚や州知事が演説。制憲議会のカベジョ議長は、反政権派が23日にベネズエラに持ち込もうとして失敗した人道支援物資について「人道主義を装ったまがい物だ。1センチたりとも領土に足を踏み入れさせない。我々が望む平和のために、人民が街頭に立っている」と訴えた。
この日は、1989年の「カラ…