年度替わりは転勤や入学など引っ越しの季節。人手不足のここ数年は引っ越し料金の値上がりが続いているが、今年も値上がりになる可能性が高いという。見積もり比較サイトを運営する「エイチーム引越し侍(ざむらい)」が2月、引っ越し業者への調査結果を発表した。 調査は昨年12月から今年1月にインターネットで実施し、全国の135業者が回答した。 その結果、繁忙期の料金について、53%が「上がると思う」と答えた。そのうち値上がり幅について1割ほどと答えたのが39%で、2割ほどとした業者も36%あった。 全体のうち「変わらない」と答えたのは39%、「下がると思う」と答えたのは8%だった。 同社のまとめでは、引っ越し料金の上昇は、2017年から続く。繁忙期はとくに上がっていて、例えば単身引っ越しの平均料金は17年が前年比16%増の7万8397円、18年は11%増の8万7197円だった。 調査後には、アパート建設大手「レオパレス21」の施工不良問題が発覚し、1万人以上が引っ越しを求められる事態も発生。さらに料金が高騰する可能性もある。(中島嘉克) |
年度末の引っ越し 業者の半数超が「料金上がる」
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