サッカーJ1名古屋グランパスなどでGKとして活躍した楢崎正剛さん(42)の引退セレモニーが2日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアムであった。楢崎さんは「万年中位と言われて苦しかったり、負けまくってJ2に落ちたり。でもJ1で優勝したこともあった。すべてが大事な記憶となって残っています。最高で、幸せなサッカー人生でした」とあいさつした。
川口氏「ライバルという言葉で言い表せない」 楢崎引退
セレモニーには長年日本代表で競い合い、昨季限りで引退した川口能活さんも駆けつけ、「最強で最高のライバルだった。現役時代と同じ情熱で、ともに第二の人生に立ち向かっていこう」とエールを送った。
24年間のプロ生活で昨季だけ公式戦出場がなかった楢崎さんは「最後にちゃんと(サポーターの)みんなの前であいさつできてよかった」。今後はクラブスペシャルフェローとして、GKの後進育成やクラブの広報活動などに携わる。(金子智彦)