サッカーのオーストラリア1部リーグ(Aリーグ)のメルボルン・ビクトリーは21日、所属する元日本代表の本田圭佑(32)が退団すると発表した。22日にメルボルンであるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のJ1広島戦が最後の試合になるという。
本田は「ビクトリーの選手だったことを誇りに思う。豪州でプレーする機会を与えてくれたことに感謝している。これから新しい挑戦に向かう」とコメントを出した。メルボルンのトレント・ジェイコブズ最高経営責任者は「ピッチの上で信じられないほどの才能を発揮しただけでなく、グラウンドの外でもチームの成功を助けた」と語った。
本田はメキシコ1部パチューカを退団後、昨年8月にメルボルンに入団。10月からのAリーグでは初戦で初得点を挙げ、10~11月の最優秀選手にも選ばれた。その後、右足を負傷してシーズン中盤に9試合を欠場。これまでACLを含む計23試合に出場し、8得点を挙げた。(シドニー=小暮哲夫)