大阪府堺市の竹山修身(おさみ)市長(68)の政治資金問題を集中質疑する市議会の議員総会が12日午前、始まった。5会派の11人と無所属の1人が質疑を予定し、終了は12日夜になる見込み。
竹山氏は冒頭、「市民にご心配をかけ、心からおわび申し上げます」と謝罪。一方で政治資金収支報告書の記載漏れは担当者のミスだとし、「私的利用はなく、おかしなところはないと思っている」と述べた。
竹山氏をめぐっては、外部の政治団体からの寄付を収支報告書に記載していないなどの問題が2月に発覚した。竹山氏は今月8日、関係する三つの政治団体で7千万円を超す収入が未記載だったとする点検結果資料を市議会に提出。11日に「ミスがあった」として資料の一部を訂正した。
最初に質疑に立った大阪維新の会堺市議団は「政治責任は重く、辞職すべきだ」と追及。竹山氏は「市政を預からせてもらえるよう説明していく」と答えた。維新は竹山氏の不信任決議案を提出する方針だ。(加戸靖史、坂東慎一郎)