仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長が、仏紙フィガロのインタビューに応じ、連合を組む日産自動車との関係を不可逆的なものにするよう、ルノーの筆頭株主である仏政府から要請を受けていたことを明らかにした。同紙(電子版)が17日に報じた。
スナール氏は「私が会った仏政府の代表者が、不可逆的な関係という言葉を使ったかは覚えていないが、それは明白なことだ」として、要請があったと認めた。仏政府はルノーを通じて日産への影響力を強め、自国の雇用を維持しようとしており、カルロス・ゴーン被告がルノー会長だったころから、両社の関係強化を望んできた経緯がある。
ただ、経営統合についてスナー…