今年4月の入園に向け、全国72自治体で認可保育施設に申し込んだ人のうち、4人に1人が1次選考に落選したことが、朝日新聞の調査でわかった。前年からほとんど改善しておらず、落選者は合計で6万5千人超。10月からの幼児教育・保育の無償化を目指す政府は、全国で待機児童の解消を進めた上で実施するとしてきたが、開始を半年後に控えてなお、一部自治体で入園が「狭き門」であることが浮き彫りになった。
認可保育施設への入園は、保護者からの申し込みを受けて自治体が審査。4月入園分は、1~2月ごろに行われる1次選考で大半が決まる。朝日新聞は政令指定市と東京23区、昨年4月時点で待機児童が100人以上いた自治体の計75市区町を対象に0~5歳児の1次選考結果を尋ね、名古屋市、兵庫県明石市、広島市を除く72市区町から回答を得た。
72自治体で計24万2377…